事業再生・事業承継代表 須藤利究が得意とする、事業再生・事業承継のコンサルティング例をご紹介します。
再生事例1:無茶な返済方法の結果返済不能→競売へ
内容 | 競売からの事業再生 |
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業種 | 医療品関連卸業 |
対応 |
利究ポイント肩代わりによる競売の回避+経営体制の刷新。 不動産担保ローンでの借入打診+自己資金の確認。 自己資金を趣味・骨董・貴金属で売れるものは売り、後は親戚に少額ずつ借入し、競売を阻止した。競売取りやめの妥協点の不動産評価額が債権回収会社の思惑と合致。寸前の所で肩代わりに成功。その後経営手法を刷新し社員への財務内容の積極的開示や営業手法の改革により、赤字体質から脱却。黒字が定着し業績の結果は決算賞与という方法で社員に還元し、社員のモチベーションは確実に高くなっている。 |
再生事例2:業績悪化による自宅・工場の競売
内容 | 信用金庫から自宅と工場の売却を迫られる。 無用な黒字決算を続けていたため、支払不能な多額の税金が発生。 |
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業種 | 小売商店 |
状況 | 自宅・工場の競売 |
対応 |
利究ポイント信用金庫に相談し、競売→任意売却に変更。 自宅を売却後、工場は不動産担保ローンを借り、信用金庫の担保を外し、工場も売却。お金が借りられないのに、工場売却後、余ったお金は従業員の給与と引っ越し費用に充てた。税務署に相談し、多額の税金は小額ずつの支払いになった。有限会社の1人取締役だったことが、この事例の“肝”で社長以外には請求先がなく。社長の死去に伴い支払義務者がいなくなった。 |
再生事例3:不渡りからの再生
内容 | 先代社長の経営の影響を受け、多額の借入金が経営を圧迫。 赤字決算で、返済もリスケジュールの連続。大手企業が取引解消(売上激減)。 |
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業種 | 精密機械製造業 |
状況 | 多額の借入金、赤字決算、大手1社の下請け仕事70% |
対応 | 利究ポイント機械や設備のリストを作り、不用なもの、他の機会で代替可能なものは売却、当面の資金にする。売上が今までの30%前後に減ったために支払手形の決済に苦慮。決算資金がどうしても足りない月は1度のみ、不渡りを出す。(半年間に2回の不渡りを出すと“倒産(取引停止処分)”となるが、1回のみなら“倒産”にはならない)社長自ら、伝票や銀行振替の領収書などの伝票の整理をやらせる。償却資産税を見直し、更生の請求を行い、未払い分の税金と相殺。資金繰り予定表を作り、早めの資金準備を行う。一方で高い技術力で高付加価値の仕事に特化して、再建途上。 |
再生事例4:銀行による貸し剥がし
内容 | 取引先銀行の担当者が変わったことで、毎月半分だった返済額が満額に変更の提案をされる。担当者に、満額に変更できない場合は自宅の売却を勧められる。 |
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業種 | 卸問屋 |
状況 | 貸出金返済額の変更 |
対応 |
利究ポイント担保になっている自宅の現地調査を行い、瑕疵を発見。 銀行との面談で、自宅が再建築不可物件であることを確認。 こちらのペースでの交渉となり、返済額を今まで通りに。 |
再生事例5:連帯保証人
内容 | 義父の会社の本社屋が競売に。 連帯保証人になっているが、借入には不動産担保がついていない為、不動産の売却結果で借入金の返済が決まる。 |
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業種 | 義父が事業主 |
状況 | 義父の会社の本社屋の競売 |
対応 | 利究ポイント保証している金融機関に現在の借入金の返済残高、毎月の返済額、遅延がないかを確認。不動産売却後、借入金の残りの返済の催促をされた。月々の支払額は無理な金額を言われた。毎月の収支の明細を作り、嘆願書と一緒に、金融機関に相談し、希望金額での返済に。 |
再生事例6:連帯保証人
内容 | 70代半ばの高齢者が、金融機関からの確認もなく、息子の連帯保証人に。 息子が病気で返済が不可能になった為、連帯保証人に催促状が届く。5万円ずつ払っていた返済額が、10万円になるとの通知。その返済が無理なら、自宅を差し押さえると。 |
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業種 | 事業主の親 |
状況 | 連帯保証人への返済の催促 |
対応 | 利究ポイント金融機関へ、2~3万円と利子なら今後も支払える旨を手紙で送るが、突き返された。現在の状況、息子の自宅が担保に入っていること、70代の年金生活者に連帯保証人は不適切なこと。面談、電話もなしでの連帯保証人の不親切な対応等について金融意見に意見を求める。金融機関も態度を軟化、息子が健康を取り戻すまで待ってほしいという要望を、嘆願書に明記して郵送。、毎月3万円ずつの返済になった。 |
再生事例7:自己破産からの再生
内容 | 事業の多角化の計画を計画したが、取引業者が途中で倒産した為、負債の増加から自己破産を選択。 |
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業種 | 個人事業 |
状況 | 自己破産 |
対応 |
利究ポイント本業に専念し申告・納税をきちんと行う。 売上も順調に伸びていた為、公的金融機関にダメ元で融資の申し込みをし、設備資金の借り入れが可能に。自己破産者の常識を覆し、6年目で融資を受けられたことは、同じ境遇の方々に勇気を与えることができた事例。 |